牛乳・乳製品に含まれる「乳糖」の量を比較!ヨーグルト・チーズ・プロテインは?

乳製品の乳糖含有量を比較!

数値比較!牛乳と乳製品の乳糖含有量

乳糖は牛乳や乳製品に含まれる糖質ですが、その含有量は製品によって大きく異なります。
牛乳を基準10として、他の乳製品の乳糖含有量を比較してみましょう。

乳糖比較表

牛乳 10(基準)
ヨーグルト 5
ギリシャヨーグルト 2~3
ホエイ 10
スキムミルク(粉) 10以上
生クリーム 3~5
リコッタチーズ 3~4
カマンベールチーズ 0~1
クリームチーズ 2~3
モッツァレラチーズ 0~1
ホエイプロテイン 2~5
カゼインプロテイン 0~1

数字は目安です!

牛乳・低脂肪牛乳の乳糖

牛乳の炭水化物は乳糖

牛乳に含まれる炭水化物のほとんどは乳糖です。パッケージに表示されている炭水化物の量は、乳糖のグラム数だと考えて良いでしょう。

低脂肪牛乳の乳糖はやや多め

低脂肪牛乳は脂肪分が少ないため、相対的に炭水化物(乳糖)の割合が増えます。そのため、低脂肪牛乳の乳糖含有量は普通の牛乳よりわずかに多くなります。

ヨーグルトと水切りヨーグルトの乳糖

以下は、牛乳を10とした場合の乳糖含有量です。

ヨーグルト5

乳酸菌によって乳糖の約半分が分解されるため、牛乳の半分程度の乳糖含有量です。
牛乳100mlでお腹を壊す人でも、ヨーグルト100gなら問題ない場合があります。

ヨーグルトのホエイ10

水切りヨーグルトを作る際、分離される水分には牛乳と同程度の乳糖が含まれます。乳糖は水溶性であるため、ヨーグルトの水を切ると、水側(ホエイ)に乳糖が多く集中します。

ギリシャヨーグルト2~3

ホエイを取り除くことで、ギリシャヨーグルト(水切りヨーグルト)はヨーグルトよりさらに乳糖含有量が減少します。

スキムミルク(粉)と生クリームの乳糖

スキムミルク10以上

水分が除去されているため、乳糖が濃縮されます。

生クリーム3~5

脂肪分が多いため、相対的に乳糖の含有量は牛乳より少なくなります。

チーズの乳糖

リコッタチーズ3~4

ホエイから作られるため、他のチーズに比べて乳糖含有量が高めです。

クリームチーズ2~3

製造過程で乳糖の一部が除去されるため、中程度の乳糖含有量です。

カマンベールチーズ0~1

熟成過程で乳糖がほぼ分解されるため、非常に低い含有量です。

モッツァレラチーズ0~1

フレッシュチーズでありながら、比較的乳糖が少ないです。

ホエイプロテインとカゼインプロテインの乳糖

ホエイプロテイン2~5

ホエイから作られるため、加工後も乳糖が残存しやすいです。

カゼインプロテイン0~1

製造過程で乳糖のほとんどが除去されます。

その他の乳製品の乳糖

バター0~1

脂肪分が多いため、乳糖の含有量は非常に低いです。無塩バターではほぼゼロです。

サワークリーム2~4

乳酸菌で発酵させるため、乳糖が一部分解されています。

コンデンスミルク(練乳)10~12

牛乳の乳糖が濃縮されているため、非常に高い乳糖含有量です。

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