【レビュー】東芝石窯ドームのプレミアムモデルで焼いたバゲット・ハードパンがこちら

東芝石窯ドームで焼いたバゲット

東芝石窯ドームプレミアムモデルER-WD7000のレビューブログです。
用途は主にバゲット・ハードパン焼きです。

結論…

パンが美味しく焼けるオーブンなのは間違いない!

旧石窯ドームから新石窯ドームへ買い替え

コロナ自粛をきっかけにパン作りにハマり1年ちょっと。
バゲット・ハードパンを中心にこつこつ練習し、熟成による生地の美味しさや、粉ごとの味わいの違いがわかるようになり、楽しくなってきた。

だからこそ、もっとパンのクオリティを追求したい!

そんな考えから、思い切って高性能のオーブンを買いました。
全ては美味しいパンのために!

東芝石窯ドームER-WD7000

購入したオーブンは、東芝石窯ドームプレミアムモデルER-WD7000

2022年春現在、東芝石窯ドームの中で最上級グレードという位置付けのモデルです。
最高火力350℃と、家庭用オーブンの中でも最高峰のスペックを備えています。

そして、前に使っていたオーブンは、東芝石窯ドームER-MD300(2014年発売モデル)です。

早い話が、
ショボい石窯ドームから良い石窯ドームへの乗り換え。

結果、焼き上がるパンが別物になりました!

東芝石窯ドームのプレミアムモデルで焼いたバゲット

東芝石窯ドームプレミアムモデルER-WD7000で焼いたバゲットがこちらです。

東芝石窯ドームで焼いたバゲット

さすがはパワフル高性能なオーブン、パリッと焼けた~~!!

成形技術はまだちょっとアレなんだけど…、
私的には、過去イチ出来が良い!

東芝石窯ドームで焼いたバゲット

ほら、ここだけ切り取ればパン屋のバゲットと偽れるのではないでしょうか!?
バゲットは旧石窯ドームで100本以上焼きましたが、こんなにふっくらと丸みを帯びたフォルムに焼けたことはありませんでした。

東芝石窯ドームプレミアムモデルで焼いたバゲットの断面。

東芝石窯ドームプレミアムモデルで焼いたバゲットの断面。

そしてこの内層!!
こんな気泡の入り方、初めて見たよ!!!

旧石窯ドームで焼いたバゲット

古い東芝石窯で焼いたバゲット

あまり元気のないバゲットの気泡

ちなみに、2014年発売の旧石窯ドーム(ER-MD300)での最高作品がコレ↑。
私はこれでも「ヨッシャ~!!」ってガッツポーズを決めていました。

もっと遡るとこんなんだった

詰まり気味のバゲットの気泡

オーブンの温度が低いと、皮も中身もヨレヨレ~ってしちゃう。
味は美味しくできているだけに、悔しかったです。

なにせ旧石窯ドーム、温度とスチーム量のムラが凄かったのです。
一応カタログスペックは最高温度300℃なのですが、実温度は200℃出ればいい方で、スチームの量は日によってまちまち。最悪スチームが出ない日もあった…。
(経年劣化でこうなったのか、元からなのかはわかりません。)

ではもう一度、石窯ドーム新機種で焼いたバゲット

東芝石窯ドームプレミアムモデルで焼いたバゲットの断面。

オーブン変えただけで気泡がめっちゃ増えた!!

東芝石窯ドームプレミアムモデルで焼いたバゲットの断面。

どんな配合で何本焼いても、旧機種での最高傑作を軽々上回るバゲットに仕上がります。たのしー!

オーブンのせいにしてはダメだ!技術不足だ!って思いながら、失敗バゲットを1年間量産し続け、確かに生地作りのスキルは向上しました。

しかし、新しいオーブンで焼き上げた ふっくら・パリッとしたバゲットを見ると、やっぱりオーブンのせいだったわって思います。

 

火力ってめっちゃ大事!!
口溶け・香ばしさが大幅アップした自作バゲットを頬張ると、本当に幸せな気持ちになります。

ハードパンやクロワッサンも焼いてみた

以下、東芝石窯ドームER-WD7000で焼いたパンいろいろ。

胡桃入りのライ麦全粒粉パン

東芝石窯ドームで焼いたハードパン

ココア生地にチョコやフルーツを入れたパン

東芝石窯ドームで焼いたハードパン

いちじくとレーズンのパン

東芝石窯ドームで焼いたハードパン

自画自賛しちゃいますけど、これはパン屋のハードパンという面をしている!

クロワッサン

東芝石窯ドームで焼いたクロワッサン

オーブンを新機種に買い替えて変化した点といえば、焼き色でしょう。
焼きムラが出やすかったクロワッサンが、全部綺麗に焼けた!

旧石窯ドームは 左奥が焦げやすく手前は白焼きになる傾向にありましたが、新石窯ドームは場所よる焼きムラがほぼ出ないです。

東芝石窯ドームER-WD7000のイマイチな点

パンは美味しく焼けるが、350℃は出ない?

オーブン庫内温度計(オーブンメーター)

パンを焼く際は、オーブン庫内温度計(オーブンメーター)を入れ、温度推移を観察しています。

この機種のカタログスペックは「最高温度350℃」となっていますが、私が試した限りでは実温度290℃が限界です。

オーブン庫内温度計(オーブンメーター)
東芝石窯ドームの「最高温度350℃」、実際そんなに高温が出ない

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しかしながら、前に使っていた石窯ドームER-MD300は最高300℃と謳いながら実温度200℃しか出なかったので、多少盛っている?とはいえこれだけの温度が出ていれば個人的に大満足であります!

ハードパンを焼くにはスチーム量がやや足りない

スチーム量を「過熱水蒸気モード」だけに頼ってバゲット・ハードパンを焼くと、ややツヤ感に欠ける仕上がりになります。
霧吹きなどでスチームを補充する必要あり
これについては現在研究中。

付属レシピのクオリティが低い

オーブンに付いてくるレシピブックの内容は、公式サイトからも見ることができます。
ハードパンの項目は、ダメな例の見本集に見えます。

旧石窯ドームから買い替えて良かった点

バゲット・ハードパンを焼くのに十分なパワー

過熱水蒸気を出しつつ、300℃近い高温で焼ける!

焼きムラがほとんど無い

焼成途中に天板を回転させる必要なし!

扉の開閉で庫内温度が下がりにくい

前のオーブンは扉の開閉だけで庫内温度が40℃も下がり、降下した温度が回復するのに時間がかかりました。
しかし、パワーの強いこの機種なら、温度がガクッと下がることはありません。
焼きムラの少なさから察するに、旧機種よりも扉部分の蓄熱性能が上がっているのだと思います。

230℃以下の温度はかなり正確に出る

クロワッサンは焼成途中に何度か温度変更するのですが、オーブン内の実温度は設定温度±10℃以内に収まっており、かなり正確だと感じます。
旧機種は設定温度-20~30℃が当たり前だったから…。

予熱の目安時間を教えてくれる

温度を設定すると「予熱目安:○分」とおおよその所要時間が表示されて便利!
ちなみに350℃に設定した場合にかかる予熱時間は約20分です。

焼成中の温度変更が楽チン

調理中にタッチパネルで温度変更可能!

東芝石窯ドームプレミアムモデルのタッチパネル

東芝石窯ドームプレミアムモデルのタッチパネル

温度の部分をピッ!とタッチし、
数字をスワイプするだけで、調理を止めずに簡単に温度変更ができます。

旧機種は「一度電源を切る→温度と時間を設定し直し」という工程を踏まなければならなかったため、この進化は嬉しかったです!

惜しい点としては、過熱水蒸気モード通常のオーブンがタッチパネルで切り替えられないこと。
この切り替えは、従来通り一度電源切るしかないです。
スチームのON・OFFもタッチパネルで操作できれば最高だったなぁ~…。

 

せっかく良いオーブンを買ったからには、スキル面ももっと磨いて、美味しいバゲットが焼けるようになりたいです!

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